諸君が立派な人物になろうと思うなら、まず何としても 「男」 にならなくてはいけない。
男は強く正しきことを貴ぶ。易にいう陽道がすなわちそれである。
ところが何ということであろう。近ごろの男といえば、ひたすら女の子に似て、ただ言葉や姿を気にし、そうしないことを恥じとするのである。
男には当然なすべきことが有る。恥ずべきことはそんなところにあるのではないのだ。
はした女のような振る舞いをやめよ、そしてすみやかに剛正の文字が持つ意味を会得せねばならぬ。
よい馬としての条件は毛の色ではないのだ。そのように、すぐれた人物であるためには、その志こそが重要なのだ。
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