人の富貴とか功名になどについては、どうして議論の必要があろうか。 自分は、自然を楽しみ詩歌を友とし、詩歌を吟じることによって国恩に報いようとしている。 風光は尽くることなく天地は果てしなく大きいのである。 人が定めた位など、天が与えてくれた徳性には到底及ばないのである。